こんにちは!東京都の大規模修繕専門店オーナーズプラスです。
防水工事を怠ると雨漏りや構造体の劣化が進み、結果的に修繕コストが大幅に膨らむ危険があります。この記事では、防水工事の基本知識から、外壁塗装との違い、資産価値を守る上でのメリット、そして施工のタイミングや業者選びのポイントまで詳しく解説します。最後までお読みいただければ、防水工事がなぜ外壁塗装と同じくらい、もしくはそれ以上に重要なのかが分かります。
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Contents
なぜ今、防水工事が注目されているのか?
東京都や品川区などの都市部では、近年防水工事の重要性が高まっています。理由のひとつは、気候変動に伴う集中豪雨の増加です。従来のメンテナンスだけでは対応できないほどの雨水が建物に負担をかけ、雨漏りやひび割れを引き起こしています。
さらに、国土交通省の調査では築20年以上のマンションの約7割に防水層の劣化が確認されており、放置すれば修繕費が数百万円から数千万円に膨れ上がる可能性があります。実際に私たちの会社でも、防水工事を怠った結果、外壁塗装だけでは修繕できず、追加で大規模修繕を行うことになったケースを数多く見てきました。
防水工事は、見た目の美しさだけでなく建物の寿命を左右する要素であり、今や大家さんにとって避けては通れない投資なのです。
外壁塗装との違い
外壁塗装は建物の表面を塗装し、美観を整えるとともに紫外線や雨風から外壁を守る役割があります。しかし、塗装はあくまで表層の保護であり、屋上やバルコニー、屋根などの防水機能を十分に担うことはできません。
防水工事は建物の内部に水が浸入するのを防ぐことを目的とした工事であり、塗装とは施工目的が根本的に異なります。つまり外壁塗装だけでは雨漏り対策としては不十分であり、防水工事と組み合わせて初めて建物全体を守れるのです。
資産価値とメンテナンスの関係性
資産価値を維持するためには、建物の外観だけでなく耐久性や住み心地も大切です。特に雨漏りや結露が発生した物件は、入居者からの評判が悪化し、退去につながるケースが多く見られます。結果として空室率が上がり、大家さんの収益に大きな影響を及ぼします。
防水工事を定期的に行うことで、建物の寿命を延ばし、売却時にも高評価を得ることができます。実際、不動産査定においても「防水工事の履歴」はチェックポイントのひとつになっており、資産価値の維持に直結します。
防水工事とは?基本を押さえよう
防水工事は、建物に雨水が侵入するのを防ぎ、内部構造や居住空間を守るために行われる工事です。対象となる部位は屋上、ベランダ、バルコニー、外壁など多岐にわたり、それぞれの部位に適した工法が採用されます。
例えば、屋上にはウレタン防水やシート防水、バルコニーにはFRP防水が使われることが多いです。工法や材料の選び方によって耐久年数やメンテナンスコストが変わるため、専門業者に相談して適切な方法を選ぶことが大切です。
防水工事の種類(屋上・ベランダ・外壁など)
屋上防水は最も重要な工事のひとつであり、雨水が直接溜まりやすいため劣化が早く進みます。シート防水やウレタン防水が代表的で、定期的なトップコート塗布によって寿命を延ばすことができます。
ベランダやバルコニーの防水は、居住者の生活に直結する部分です。小さな亀裂から雨水が侵入し、階下への漏水被害を引き起こすこともあります。ここではFRP防水や塗膜防水が多く採用されます。
外壁防水は外壁塗装と併用されることが多く、シーリング材の打ち替えなども含まれます。特に目地部分からの浸水は見落とされやすいため注意が必要です。
使用される主な防水材料と工法
防水工事で使われる代表的な材料には、ウレタン、シート、FRPがあります。ウレタン防水は液体状の材料を塗り重ねる工法で、複雑な形状にも対応できるのが特徴です。シート防水は塩ビシートやゴムシートを貼り付ける方法で、施工が比較的早く耐久性も高いです。FRP防水はガラス繊維強化プラスチックを使用し、軽量で強度が高く、バルコニーなどで多用されています。
それぞれの工法にはメリットとデメリットがあるため、建物の立地条件や劣化状況に応じて選択する必要があります。
外壁塗装だけでは守れない!防水工事が必要な理由
外壁塗装だけでは、建物を雨水や湿気から完全に守ることはできません。防水工事を行わないと、建物は確実に劣化が進んでいきます。
雨漏り・劣化のリスク
雨漏りは見た目には分かりにくいことが多く、気づいた時には天井や壁にシミが出ているケースがほとんどです。さらに内部の鉄筋が腐食してしまうと、修繕範囲は拡大し、費用も膨大になります。
劣化は放置するほど進行し、築30年以上の物件では雨漏りが原因で数百万円規模の修繕工事に発展する例も珍しくありません。
建物構造へのダメージと修繕コスト
建物に水が侵入すると、鉄筋の腐食やコンクリートの爆裂現象が起こります。こうした構造的なダメージは外壁塗装では解決できず、大規模修繕が必要になります。費用負担は数百万円から数千万円に達する場合もあり、大家さんにとって大きなリスクです。
長期的なコスト削減
防水工事は初期投資が必要ですが、雨漏りや劣化を未然に防ぐことで、長期的には修繕費用を大幅に削減できます。例えば、屋上防水を定期的に更新することで、1回の工事費用が数百万円に抑えられ、放置して数千万円の大規模修繕に発展することを防げます。
売却時の評価アップ
防水工事を定期的に行っている物件は、不動産査定で高評価を得られます。購入希望者にとって雨漏りのリスクがないことは大きな安心材料であり、売却価格にも直結します。
快適な住環境の維持
防水工事は入居者にとってもメリットがあります。雨漏りや湿気を防ぐことでカビや結露を抑え、快適な住環境を維持できます。結果として入居者の満足度が上がり、長期入居につながるのです。
防水工事のタイミングとチェックポイント
防水工事は「劣化が進んでから」では遅すぎます。早めにチェックし、適切なタイミングで施工することが重要です。
劣化サインの見分け方
防水層にひび割れや膨れ、剥がれが出てきたら注意が必要です。また、シーリングの劣化や外壁のエフロレッセンスも浸水のサインです。これらを見逃すと、雨漏りが内部に進行してしまいます。
定期点検の重要性
防水工事は10年を目安に点検や更新を行うことが推奨されています。専門業者による定期点検を依頼することで、早期に劣化を発見し、コストを抑えながら修繕が可能です。
外壁塗装と防水工事をセットで考えるべき理由
外壁塗装と防水工事を同時に行うことで、建物をトータルで保護できます。
同時施工のメリット
同時に施工することで足場費用を節約でき、工事期間も短縮されます。また、外壁塗装と防水工事を一体的に行うことで、施工の品質も高まります。
まとめ
外壁塗装だけでは建物を守り切れません。資産価値を維持し、入居者の安心と快適さを守るためには、防水工事が不可欠です。東京都や品川区で築20年以上のアパートやマンションを所有する大家さんは、ぜひ防水工事を計画的に検討してください。
東京でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!
大規模修繕・マンション工事・防水工事のオーナーズプラスでは、東京でお客様にピッタリのプランを提案しています。
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私が担当しました!
営業
猪股 浩二猪股 浩二
私は建築業の仕事に30年以上携わり、現場管理を通して、戸建て物件から大規模修繕までを担当してきました。様々なケースに携わってきましたが、共通して、これまでの建物に対する不十分な施工やメンテナンスが手遅れになってしまっている案件が多いと感じています。 いち早く修繕について検討して頂けるよう、専門家としてオーナーの皆様により多くの情報を提供してまいります。