こんにちは!オーナーズプラスです。
目黒区のアパートやマンションの大規模修繕や防水工事を検討されている大家さん、特にウレタン防水を導入したいと考えている方々に向けて、今回は「ウレタン防水通気緩衝工法」について詳しくご紹介します。ウレタン防水工事の一環として注目されている通気緩衝工法ですが、そのメリットや施工手順についてはあまり知られていないことが多いかもしれません。
この記事では、通気緩衝工法の具体的な特徴や、施工手順、そして実際にどのようなメリットをもたらすのかについて解説します。東京都目黒区でアパート・マンション経営を行っている皆さん、特に防水工事でお困りの方にぜひ読んでいただきたい内容ですので、ぜひご覧ください!
ウレタン防水通気緩衝工法のメリット
ウレタン防水通気緩衝工法は、建物の防水性を高めるために非常に効果的な方法です。特に東京のような都市部では、気候や湿度が建物に大きな影響を与えるため、この工法を採用することでさまざまなメリットが得られます。それでは、通気緩衝工法の具体的なメリットについて見ていきましょう。
1. 脱気筒で湿気を逃がす
ウレタン防水通気緩衝工法の大きな特徴のひとつは、「脱気筒」を使用して湿気を効率よく逃がす点です。湿気が溜まると防水層の劣化を早め、剥がれや膨張を引き起こす原因となりますが、脱気筒により湿気を外部に排出することができます。これにより、下地に溜まる水分を効果的に防ぎ、防水層の耐久性を大きく向上させることが可能です。
2. コンクリートのひび割れが起きにくくなる
湿気や水分が建物の内部に残ることで、コンクリートにひび割れが発生しやすくなります。通気緩衝工法では湿気を外に排出するため、コンクリートの膨張やひび割れを防ぐ効果があります。特に目黒区のマンションやアパートの屋上、バルコニーなどでは、ひび割れによる水漏れが問題になることがありますが、この工法でそのリスクを大幅に減らすことができます。
3. 既存防水層を撤去せず施工可能
ウレタン防水通気緩衝工法は、既存の防水層を取り除かずに施工できるため、コストや工期を短縮することができます。アパートやマンションの改修工事では、入居者への影響を最小限に抑えたいというニーズもありますが、この工法を採用することで、既存の防水層をそのまま活かし、施工が可能です。これにより、住民への負担を軽減しながら、防水性能を向上させることができます。
ウレタン防水通気緩衝工法の施工手順
ウレタン防水通気緩衝工法は、専門的な施工手順を踏むことで高い防水性能を発揮します。次に、この工法がどのように進められるのか、具体的な施工手順を紹介します。
目黒区でのウレタン防水通気緩衝工法の施工事例(東京都目黒区 Sビル様 屋上防水工事)
1. 下地調整
施工の第一歩として、まず下地の調整が行われます。既存の防水層や汚れ、異物を取り除き、下地を平滑に整えます。この作業をきちんと行うことで、ウレタン防水層がしっかりと密着し、効果的に機能します。また、ひび割れが見つかれば、その部分の補修も行います。
2. 通気シートを張りと脱気筒
下地が整ったら、次に通気シートを張り、その上に脱気筒を設置します。
まず「通気シート貼り」ですが、これは防水層の下に通気性のあるシートを貼る作業です。このシートがなぜ必要かというと、湿気が防水層の下に溜まらないようにするためなんです。通気シートは、湿気を外に逃がす通気口のような役割を果たし、内部で発生した水蒸気を外へ流します。これにより、ウレタン防水層が湿気でダメージを受けることを防ぎ、長期間にわたって防水性能を維持できるんですね。
通気シートは、ただ貼ればいいというものではなく、隙間なく密着させることが非常に大事です。もし隙間があったり、シートが浮いてしまったりすると、湿気の逃げ道が塞がれてしまい、逆に効果が薄れてしまいます。ですから、慎重に施工を進めることがポイントです。
次に「脱気筒の設置」ですが、これは防水層や通気層の内部にこもった湿気や水蒸気を、効率よく外に排出するための管を設置する作業です。脱気筒が設置されることによって、湿気がスムーズに外に逃げるため、内部の結露や腐食を防ぐことができます。脱気筒がなければ、湿気が蓄積してしまい、せっかくの防水層が短期間で劣化してしまう恐れがあるんです。
この脱気筒は、設置位置や数も非常に重要で、適切に配置しないと効果が半減してしまいます。ですので、計画的に設置することが大切なんです。
「通気シート貼り」と「脱気筒の設置」、この2つの作業がうまく組み合わさることで、ウレタン防水通気緩衝工法は、湿気から建物を守り、防水性能を長持ちさせることができるんです。これにより、建物の耐久性が向上し、カビや腐食といった問題から守ることができるんですね。
3. 1層目と2層目のウレタン塗布
通気シートと脱気筒が設置された後、ウレタン塗料を1層目と2層目に分けて塗布します。最初のウレタン層は防水性能を高めるため、しっかりと均等に塗り広げます。2層目は、より強固な防水層を作り上げるために塗布されます。両方の層がしっかりと乾燥することが、長期的な防水性を確保するためには重要です。
まず最初に行うのが「1層目のウレタン塗布」です。この段階では、下地の表面をしっかりとカバーし、防水層の基盤を作る役割があります。1層目は防水膜の土台となる重要な部分なので、均一に塗ることが大切です。少しでもムラがあると、その部分から水が浸透してしまう可能性があるので、慎重に塗布します。
また、1層目が完全に乾燥するまで待つことも重要です。乾燥しきっていないと、次の層がしっかりと定着せず、後々の防水性能に影響を与えることになります。この段階では、下地とウレタンがしっかり密着するように、塗布面をよく整えることがポイントなんです。
次に「2層目のウレタン塗布」です。1層目が完全に乾燥した後、2層目を塗ることによって、防水性能が格段に向上します。2層目のウレタンは、1層目を補強し、さらに防水膜を強化する役割を果たします。2層目を塗布することで、より厚みのある防水膜が形成され、万が一1層目に微細なひび割れがあったとしても、2層目がしっかりとその隙間を埋めてくれるんですね。
さらに、この2層目があることで、ウレタン防水の耐久性がアップします。強度が増し、外的な衝撃にも耐えやすくなるので、長期にわたってしっかりと水を防いでくれるわけです。2層目もムラなく均一に塗布することが大事で、仕上がりが美しく、かつしっかり防水されるようにするために、注意深く施工します。
1層目と2層目のウレタン塗布は、ウレタン防水を施工する上での基本中の基本です。1層目で防水の基盤を作り、2層目でそれを強化する。この二段階の工程があることで、長期間にわたってしっかりと水を防いでくれるんですね。
ウレタン防水は、ただ塗るだけではなく、層を重ねることで、より確実な防水性能を発揮します。
4. トップコートを塗布
最後に、ウレタン塗膜の上にトップコートを塗布します。トップコートは、防水層を紫外線や外的な衝撃から保護し、耐候性を向上させるために使用されます。これにより、ウレタン防水層の耐久性が大きく向上し、長期間にわたって高い防水性能を維持できます。
まとめ
ウレタン防水通気緩衝工法は、湿気を逃がし、コンクリートのひび割れを防ぎ、既存の防水層を活かした施工が可能であるため、非常に効果的な方法です。施工手順においても、丁寧に進めることで、長期的に安定した防水性能を実現できます。東京でアパートやマンションの大規模修繕を行う際には、通気緩衝工法を導入することで、コストの削減や入居者への影響を最小限に抑えながら、優れた防水性能を確保できます。
東京都目黒区でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!
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