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ベランダ防水の寿命と工法(FRP、ウレタン)徹底比較

劣化症状 2025.12.03 (Wed) 更新

こんにちは!東京都の大規模修繕専門店オーナーズプラスです。

この記事では、ベランダ防水の重要性、代表的な工法であるFRP防水とウレタン防水の特徴、寿命、メンテナンス方法を徹底解説します。
さらに両工法を比較し、築年数が経過した東京都世田谷区の物件に最適な防水工法の選び方も紹介します。

 

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ベランダ防水の重要性とは?

ベランダ防水は、建物全体の耐久性を守る非常に重要な役割を担っています。
東京都世田谷区のように降雨量の多い地域では、ベランダの防水劣化による雨漏りが内部構造まで浸水するリスクがあります。
防水層が劣化すると、コンクリート下地の劣化、鉄筋の腐食、室内への浸水など二次被害が発生し、修繕費用が大幅に増加します。
実際に、築25年の世田谷区内アパートでベランダ防水の亀裂を放置した結果、室内天井に雨漏りが発生し、全面的な防水や内装補修が必要になった事例があります。

ベランダ防水は単に雨漏りを防ぐだけでなく、建物の資産価値を維持するためにも不可欠です。
劣化を放置すると、建物全体の寿命を縮め、入居率低下や修繕費増加につながるため、早期の点検と適切な工法選択が重要です。

 

防水工法の種類と特徴

ベランダ防水には主にFRP防水とウレタン防水があります。
どちらの工法も大規模修繕の一環として採用されることが多く、施工性や耐久性、コストに差があります。
東京都世田谷区の物件では、建物構造や用途、予算に応じて適切な工法を選ぶことが入居者満足度と建物寿命の両面で重要です。

FRP防水とは?

FRP防水は「Fiber Reinforced Plastic(繊維強化プラスチック)」の略で、ガラス繊維と樹脂を組み合わせて施工する防水工法です。
施工の流れは、下地の清掃・プライマー塗布→ガラスマットの敷設→樹脂の塗布→トップコート塗布の順で行われます。
FRP防水は施工後に硬化し、薄くても高い耐久性を発揮することが特徴です。

メリットとしては以下があります。
 ・耐久性が高く、一般的に15〜20年の寿命が期待できる
 ・薄層で施工できるため、ベランダの高さや排水に影響しにくい
 ・紫外線や摩耗に強く、トップコートの定期塗布で長期維持が可能
 ・施工時の仕上がりが平滑で、排水効率が良い

デメリットもあります。
 ・下地の亀裂や凹凸があると施工が困難
 ・施工費用はウレタン防水より高め
 ・トップコートの定期塗布が必要で、維持管理が不可欠

私が世田谷区の物件で施工した際には、築30年のアパートでFRP防水を採用し、施工後10年経過しても漏水は発生せず、トップコート塗布のみで美観と防水性を維持できました。

 

 

ウレタン防水とは?

ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を現場で塗布する防水工法です。
施工の流れは、下地の清掃・プライマー塗布→ウレタン樹脂の塗布→トップコート塗布となります。
液状で塗布するため、複雑な形状のベランダや勾配部分にも施工しやすいのが特徴です。

ウレタン防水のメリットは以下の通りです。
 ・複雑な形状にも対応可能で、継ぎ目のない施工が可能
 ・費用がFRPより安く、初期コストを抑えやすい
 ・下地の微細な凹凸に追従できる柔軟性がある
 ・施工が比較的短期間で完了する

デメリットもあります。
 ・耐久性はFRPより劣り、平均寿命は10〜15年程度
 ・紫外線や摩耗に弱く、トップコートやメンテナンスが必須
 ・液状で施工するため、厚さ管理が難しく、施工不良による漏水リスクがある

私が東京都世田谷区で管理するアパートでは、狭小ベランダにウレタン防水を採用し、施工後7年でトップコートを再塗布することで漏水防止に成功した実例があります。

 

大規模修繕のウレタン防水工事

 

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FRP防水の寿命とメンテナンス

FRP防水は、耐久性と施工の精度に優れた防水工法ですが、経年による劣化は避けられません。
東京都世田谷区のアパート・マンションでは、築20年以上の物件でFRP防水の劣化による雨漏りトラブルが発生するケースもあります。
施工後に適切な点検やメンテナンスを行うことが、長期的な防水性能維持には不可欠です。

FRP防水はガラス繊維と樹脂で構成されており、表面はトップコートで保護されています。
トップコートが劣化すると紫外線や摩耗による塗膜破壊が進み、下地のガラスマット層まで影響を及ぼす可能性があります。
そのため、施工後10年を目安に点検を行い、必要に応じてトップコートの塗り替えを行うことが推奨されます。

また、FRP防水は施工時の厚さや硬化の状態が防水性能に直結するため、施工精度によって寿命が大きく変わります。
オーナーズプラスでは、東京都世田谷区の物件で施工後5年ごとの定期点検を実施し、トップコートの剥がれや小さなクラックを早期に補修する体制を整えています。
これにより、15〜20年程度の寿命を維持することが可能です。

 

平均寿命・劣化のサイン・メンテナンス方法

FRP防水の平均寿命は、施工品質や環境条件にもよりますが、一般的に15〜20年程度です。
寿命を超えた場合や施工不良がある場合には、次のような劣化サインが現れます

・トップコートの色褪せや白化(チョーキング現象)
・表面の細かいクラックや剥離
・水たまりができやすくなる勾配不良の兆候
・膨れや気泡の発生

これらのサインを放置すると、ガラスマット層まで水が浸入し、防水性能が急速に低下します。
東京都世田谷区の築25年マンションでは、表面のトップコート劣化を放置した結果、雨漏りが発生し、全体的なFRP防水の張替えが必要になった事例があります。

FRP防水のメンテナンス方法は以下の通りです。

  1. 定期点検(施工後5年ごとを目安)で表面の異常を確認

  2. トップコートの塗り替え(剥がれや色褪せが見られる場合)

  3. 小さなクラックは補修材で早期補修

  4. 排水口の清掃や勾配確認も合わせて実施

定期的に点検と補修を行うことで、FRP防水の耐久性を最大限に引き出すことができます。
私自身、世田谷区の物件で施工後10年目にトップコート塗替えを実施したところ、その後10年間にわたり漏水ゼロで維持できた実績があります。

 

大規模修繕のFRP防水工事の施工中写真

 

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ウレタン防水の寿命とメンテナンス

ウレタン防水は柔軟性が高く、複雑な形状のベランダや勾配部分にも施工しやすい防水工法です。
しかし、液状のウレタン樹脂は紫外線や摩耗に弱く、経年による劣化が避けられません。
東京都世田谷区の築20年以上の物件でも、ウレタン防水の劣化による雨漏りが発生するケースがあります。

ウレタン防水は施工後、トップコートで保護されているものの、紫外線による硬化や色褪せが進むと柔軟性が失われ、微細なひび割れや剥離が発生しやすくなります。
また、施工厚の管理が不十分な場合は、液状樹脂の均一性が保たれず局部的に防水性能が低下することがあります。

そのため、施工後5〜7年を目安に定期点検を行い、トップコートの塗り替えや小さなクラックの補修を行うことが推奨されます。
オーナーズプラスでは、世田谷区のアパートでウレタン防水施工後、施工後5年目と10年目に点検を実施し、トップコート補修を行うことで平均寿命10〜15年を維持しています。

 

平均寿命・劣化のサイン・メンテナンス方法

ウレタン防水の平均寿命は、施工品質や環境条件により異なりますが、おおむね10〜15年程度です。
劣化のサインとして、以下の症状が現れます。

・トップコートの色褪せや白化
・表面の微細なひび割れや剥離
・膨れや気泡の発生
・排水不良による水たまりの発生

これらのサインを放置すると、防水層全体に水が浸入し、ベランダや下階の部屋に雨漏り被害を引き起こすリスクがあります。
東京都世田谷区の築25年マンションでは、ウレタン防水のトップコート劣化を放置した結果、バルコニーの床下に雨水が浸入し、室内クロスまで損傷した事例もあります。

ウレタン防水のメンテナンス方法は次の通りです。

  1. 定期点検(施工後5年ごとを目安)で表面の異常を確認

  2. トップコート塗替え(色褪せや摩耗が見られる場合)

  3. 微細なひび割れは補修材で早期補修

  4. 排水口清掃と勾配確認で水たまりを防止

適切なメンテナンスを行うことで、ウレタン防水でも10〜15年程度の耐久性を維持でき、雨漏りリスクを大幅に軽減できます。
私が世田谷区で施工した物件では、施工後7年でトップコートを補修したことで、その後5年間にわたり漏水ゼロで維持できた実績があります。

 

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FRP vs ウレタン:徹底比較

ベランダ防水において、FRP防水とウレタン防水は施工性や耐久性、コスト面で特徴が異なります。
東京都世田谷区のアパート・マンションの大規模修繕では、物件の構造や築年数に応じて最適な工法を選択することが重要です。

耐久性と寿命の比較

FRP防水はガラス繊維と樹脂の複合構造により、高い耐久性を誇ります。
平均寿命は15〜20年で、定期的なトップコート塗替えにより長期的な防水性能を維持できます。

一方、ウレタン防水は液状樹脂の柔軟性が強みですが、紫外線や摩耗に弱く、平均寿命は10〜15年です。
耐久性の面ではFRP防水が優れていますが、複雑な形状や費用面ではウレタン防水に適性があります。

施工性の比較

FRP防水は硬化後に強固な防水層を形成しますが、下地の平滑性や施工精度が要求されます。
施工中の気泡や厚さ不均一は防水性能低下の原因となり、経験豊富な施工業者でなければトラブルが発生しやすいです。

ウレタン防水は液状で塗布するため、複雑なベランダ形状や勾配にも対応可能です。
施工が比較的短期間で完了するため、東京都世田谷区の狭小ベランダでも適用しやすく、施工費用もFRPより抑えやすいメリットがあります。

維持管理・メンテナンスの比較

FRP防水はトップコートの塗り替えや小さなクラック補修で長期維持可能です。
定期点検を実施すれば、施工後20年近く防水性能を維持できることが多いです。

ウレタン防水は柔軟性が高い反面、トップコートの摩耗や色褪せにより劣化が進みやすく、施工後5〜7年ごとの点検と補修が推奨されます。
メンテナンス頻度の観点では、FRP防水の方が長期的にコストを抑えやすいといえます。

費用の比較

施工費用は一般的に、FRP防水がウレタン防水より高くなります。
東京都世田谷区の物件での目安は、FRP防水は1平方メートルあたり約8,000〜12,000円、ウレタン防水は約6,000〜9,000円です。
初期費用はウレタン防水が安く抑えられますが、寿命やメンテナンス頻度を考慮すると、長期的なコストパフォーマンスはFRP防水が有利です。

 

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まとめ

ベランダ防水は、建物全体の耐久性と資産価値を守るために非常に重要です。
東京都世田谷区の物件で大規模修繕や防水工事を検討する際には、FRP防水とウレタン防水の特徴を理解し、物件に最適な工法を選択することが大切です。

この記事で紹介したポイントは以下の通りです。

  1. ベランダ防水の役割と重要性
    雨漏り防止だけでなく、建物の資産価値を維持するために必要

  2. FRP防水とウレタン防水の特徴・メリット・デメリット
    耐久性、施工性、費用、メンテナンスの観点で比較

  3. 寿命と劣化サイン、メンテナンス方法
    定期点検やトップコート塗替えで長期維持可能

  4. 選び方のポイント
    築年数、形状、コスト、維持管理を考慮して判断

東京都世田谷区でアパート・マンションの大規模修繕、外壁塗装、防水工事を検討している方は、是非この記事を参考にしてくださいね!

大規模修繕・マンション工事・防水工事のオーナーズプラスでは、東京都世田谷区でお客様にピッタリのプランを提案しています。
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私が担当しました!

営業

猪股 浩二猪股 浩二

私は建築業の仕事に30年以上携わり、現場管理を通して、戸建て物件から大規模修繕までを担当してきました。様々なケースに携わってきましたが、共通して、これまでの建物に対する不十分な施工やメンテナンスが手遅れになってしまっている案件が多いと感じています。 いち早く修繕について検討して頂けるよう、専門家としてオーナーの皆様により多くの情報を提供してまいります。

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